6月19日(木)、高校3年生(特進理科)の生徒たちは、高大接続の一環として東京理科大学の神楽坂キャンパスを訪問しました。
当日のスケジュールは、数学体験館の見学 → 昼食 → 卒業生による大学紹介・キャンパスライフ紹介 → 入試説明と新設学科の紹介 → 化学実験体験 → 化学研究室の見学 → 解散、という流れでした。
まず、数学体験館では、秋山仁栄誉教授が開発された、難しい数学を視覚的に理解できる数多くの装置や遊具が展示されており、数学科1年生のアシスタント学生の方々が、装置を用いながら数学の内容をわかりやすく説明してくださいました。
生徒たちは、数Ⅲレベルの高度な数学を楽しみながら体験し、新たな発見を得ることができました。
昼食後は、本校卒業生による大学紹介が行われ、事前に送っていた大学生活に関する質問に答えていただきながら、キャンパスライフへの理解を深めました。
特に、高校3年生時の受験勉強の体験談を聞いた際には、自身の状況と重ね合わせる生徒も多く、皆、真剣な表情で耳を傾けていました。
続いて、化学科の先生から東京理科大学創設の歴史や新設学科(科学コミュニケーション学科)についてのお話を伺い、大学院生による「ルミノール反応」の化学実験を体験しました。
これはホタルの発光や、犯罪捜査で血痕の有無を調べる際にも利用される反応です。
簡単な実験ではありましたが、暗闇の中で光る溶液を見て、生徒たちは「わぁ~!」と歓声を上げ、感動していました。
最後に建物を移動し、化学科の実験室や高価な研究設備を見学させていただきました。
大学生と大学院生の実際の研究の様子を目の当たりにし、大学生活のイメージがより具体的に湧いたようです。
生徒たちからは、
•「大学の雰囲気を肌で感じられてワクワクした」
•「楽しみながら数学を学べた」
•「研究室に普通にベンゼン環などがあって、高校で学ぶ知識が本当に大切だと実感した」
•「先輩の話を聞いて、やはり夏が勝負だと再認識し、やる気が湧いた」
•「受験に向けたモチベーションになった」
などの感想が寄せられ、非常に充実した一日となったようです。
この訪問は、生徒たちの進路意識や受験への意欲を高めるきっかけとなる、有意義な機会となりました。
今後もこの経験を糧に、それぞれの目標に向かって努力を続けてほしいと願っています。



